短い会話や日常について
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彼女と僕は毎夜遊び続けた。踊ったり走ったり、ハイテンションで街を徘徊した。彼女はすでに全部を振りきった無茶苦茶なテンポ、ヒールが12センチもありそうなサンダルを踝まで編み上げサイケな柄のスカートとゴージャスなファーをサラッと纏って、とんでもなくキュートに笑いながら暴れまくってる。僕は必死でそれを追い掛け喰らい付く。今はレストランで極上の食事とデザートを食い逃げしたところ。置いてあったバイクに飛び乗って大笑いしながらだだっ広い道路を走ってる。でも僕はバイクなんて乗ったことないしましてや二人乗りなんてできるはずもなく思いッ切りコケてしまった!それでも彼女は笑ってる。狂ってるのか?それでもいいか。
「あなたってサイコー」、確かにそう言ったんだ、僕は嬉しくなって他はもういらないと思った。僕らの世界が守られればそれでいい、そのことに僕の全てを捧げるよ。
「ねえ!」
車の窓ガラスをヒールで割ったばかりの彼女を振り向かせ、無理やりに彼女の細い指と不格好な僕の指を絡ませて、
「誓わせて」
子供みたいに指切りで二人の世界に約束をした。
「あなたってサイコー」、確かにそう言ったんだ、僕は嬉しくなって他はもういらないと思った。僕らの世界が守られればそれでいい、そのことに僕の全てを捧げるよ。
「ねえ!」
車の窓ガラスをヒールで割ったばかりの彼女を振り向かせ、無理やりに彼女の細い指と不格好な僕の指を絡ませて、
「誓わせて」
子供みたいに指切りで二人の世界に約束をした。
「指切りで二人の世界に約束を」 お題提供:キョウダイ
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