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短い会話や日常について
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スイレンっていう僕の友達の、後輩が、「バンドに入ってください」っと勧誘してきた。どんなバンドか知りたかったから「ライブを見せてください」と言ったらチケットをくれたので見に行った。
一人で行くのも何だったからスイを誘ったら「出るからだめ」って言われました。そういえばバンドやってるって言ってたな。

ライブは、いくつかのバンドが順番にやる形式で、1番最初のバンドは、「とにかくスッキリしたい!!」って感じでひたすら速い曲をいくつかやって終わった。うるさかった。
次が後輩のバンド。後輩はタキっていうらしい。メロディーがすんごくポップで、変に忙しくもなく単調でもなく、気持ちよかった。入ってもいいなーっと思った。でも何のパートで入るんだろう。僕はギターしか弾けないからギターで入れてほしい。

ちなみにスイのバンドは4番目。スイはキチッとしたベースをのんびり弾いていた。変な表現だけどそういう感じ。多分彼の「のんびりオーラ」が出てしまうからだろうね。そのベースとドラムがまた面白い絡み方でちょっと気持ち悪くなった。幻覚って多分こんなんでしょ? っていうような感じ。スイレンの新たな一面を知った。普段は冷たい音楽を聞きながら本ばっかり読んでる耳の悪いインテリだからなー。とにかく、こっちのライブもなかなか楽しかった。

ライブの後、タキに「バンドに入れてください」って言ったらとても喜んでくれてうれしかったよ。パートもギターで安心した。
あの気持ちいい曲はタキが作ったらしい。こんな金髪のツンツンした頭の人となじめるか不安だったけどあんな曲を作る人とならすぐ馴染めそうだ。上手に弾けるようにがんばろう。

そんな感じで今日はおしまい



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いずれ書きたいと思っているキラという人の日記風メモ。
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彼女と僕は毎夜遊び続けた。踊ったり走ったり、ハイテンションで街を徘徊した。彼女はすでに全部を振りきった無茶苦茶なテンポ、ヒールが12センチもありそうなサンダルを踝まで編み上げサイケな柄のスカートとゴージャスなファーをサラッと纏って、とんでもなくキュートに笑いながら暴れまくってる。僕は必死でそれを追い掛け喰らい付く。今はレストランで極上の食事とデザートを食い逃げしたところ。置いてあったバイクに飛び乗って大笑いしながらだだっ広い道路を走ってる。でも僕はバイクなんて乗ったことないしましてや二人乗りなんてできるはずもなく思いッ切りコケてしまった!それでも彼女は笑ってる。狂ってるのか?それでもいいか。
「あなたってサイコー」、確かにそう言ったんだ、僕は嬉しくなって他はもういらないと思った。僕らの世界が守られればそれでいい、そのことに僕の全てを捧げるよ。
「ねえ!」
車の窓ガラスをヒールで割ったばかりの彼女を振り向かせ、無理やりに彼女の細い指と不格好な僕の指を絡ませて、

「誓わせて」

子供みたいに指切りで二人の世界に約束をした。



「指切りで二人の世界に約束を」 お題提供:キョウダイ

「例えば飛んでいる飛行機をさあ」
「うん」

パーン

「ってね、撃ち落すでしょう」
「はいはい」
「そうすると地面まで飛行機雲ができますね」
「はあ」

ゴオオオオオ

「……で?」
「うん、それだけだよ」
「あ、そうなの」
「なんで?」
「いや別に」

あなたならそれを登って空に行けるねとか言うかと思っただけ。
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